【2025年版】扶養内で個人事業主になるとどうなる?パート主婦の開業体験記

氷河期世代の副業・開業
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「個人事業主として開業届を出したい。でも扶養から外れるのが不安で、一歩が踏み出せない…」

そんなふうに迷っていませんか?

実は私も、パートをしながら副業を始めたごく普通の主婦です。子どもとの時間を大事にしながら、少しずつ収入を増やしたいと思って行動を始めました。

でも最初にぶつかった壁が「扶養の範囲内で働くには、どこまでOKなのか?」ということ。
開業届を出すとすぐに扶養から外れるんじゃないかと、不安でたくさん調べました。

この記事では、そんな私の実体験をもとに、

● 扶養内のまま副業や開業をする際に気をつけたい「2つの壁」
●パート主婦でも個人事業主になれる理由
●開業届を出すタイミングのヒント

をお伝えします。

私のように慎重な性格でも、「あの時、一歩踏み出してよかった」と思えたので、誰かの参考になれば嬉しいです。

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扶養の「2つの壁」とは?|税金と社会保険の違いをざっくり解説

「扶養の壁」とひとことで言っても、実は2種類あるのをご存じですか?

それは、

  • 所得税の壁(配偶者控除の対象になるかどうか)
  • 社会保険の壁(健康保険や年金の扶養に入れるかどうか)
    の2つです。

それぞれの壁がどんな意味を持つのか、ざっくり見ていきましょう。

所得税の扶養:38万円の壁(※収入ベースで約103万円)

配偶者控除の対象になるかどうかは、「所得38万円以下」かどうかで決まります。

ここでいう「所得」とは、収入から必要経費を引いた金額のこと。
パートなら「収入=給与」ですが、個人事業や副業の場合は、売上から経費を引いたものが所得になります。

たとえば、売上60万円で経費が25万円なら、所得は35万円 → 控除の対象内です。

つまり、扶養に入りながら個人事業主になることも不可能ではないんです。

社会保険の扶養:130万円の壁(+条件あり)

もうひとつの大きな壁が「健康保険と年金の扶養」です。

配偶者の社会保険に入っている場合、

  • 年間収入130万円未満
  • かつ、継続的な収入でないこと(=一時的な副業や短期バイト等)
    といった条件を満たすと、扶養にとどまることができます。

ただし注意したいのは、開業届を出すと「仕事を本格的に始めた」と見なされやすくなること

たとえ収入が少なくても、「今後継続的に130万円を超えそうか?」が見られる場合があるので、場合によっては扶養を外れる必要が出てきます。

「収入」「所得」って何が違うの?

ところで、「扶養の判定に使われるのは“収入”じゃなくて“所得”って聞いたけど、何が違うの?」
という疑問を持った方も多いのではないでしょうか。

ざっくり説明すると、こうです👇

用語意味主婦が副業する場合のイメージ
収入お金が入ってきた額
(売上)
例)COSOJIの仕事で月3万円入ったら、それが「収入」
経費仕事に使ったお金例)検査用のカメラ代、交通費、スマホ代の一部など
所得収入から経費を引いた額例)月3万円の収入から経費1万円を引いて、残りの2万円が「所得」

つまり、「収入」は“もらったお金の総額”。
「所得」は、“その中から仕事に必要だった支出(経費)を引いた実質的なもうけ”です。

所得税の扶養は「所得」で判断、社会保険の扶養は「収入」で判断されるので、それぞれの違いを意識しておくことが大切です!

私の場合|扶養に入りつつ始めた副業

私はもともとパート主婦として働いていて、年間の収入は130万円未満。
いわゆる「社会保険の扶養内」で働いていました。

でも、もっと収入を増やしたいという気持ちが強くなり、在宅でもできる副業を少しずつ始めることに。
最初に挑戦したのは、建築士の資格を活かせる新築住宅の検査業務の仕事でした。

とはいえ、はじめは月に数千円〜1万円程度の収入
「この程度なら扶養の範囲内だし、経費を引いたら所得もそんなに多くないはず」と思いながら、少しずつスモールスタートしました。

開業届を出すタイミングで悩んだこと

副業の収入が入ることがわかった段階で、ふと「開業届っていつ出すべきなんだろう?」と考えるように。

正直、最初は「開業届を出したら扶養から外されるのでは?」と不安でいっぱいでした。

でも調べてみると、扶養の判断に使われるのは“開業届の有無”ではなく“収入の金額と見込み”であることがわかりました。

※ 開業届を出しても、年間の収入が130万円未満(※一部は106万円)であれば、扶養を継続できる可能性があります(ただし最終的な判断は健康保険組合など保険者によります)

そのため、私は「この仕事は長く続けたい」「少しずつ収入も増えてきた」と思ったタイミングで、
扶養から外れる覚悟も視野に入れつつ、開業届を出すことに決めました。

大事なのは「今すぐ稼ぐこと」より「未来を見据えた準備」

個人事業主になる=いきなり大きく稼がなきゃ、ではありません。
特に主婦や子育て中の方にとっては、時間や体力に合わせてコツコツ始めることが大切です。

私も最初から完璧にできたわけではありません。
でも、小さな実績や経験を積むことで、着実に前に進むことができました。

この章ではあくまで「扶養の範囲内で始める副業」のリアルをお伝えしましたが、
次の章では実際に私が【開業届を出した手順】をわかりやすく解説していきます!

私が開業届を出した手順|マネーフォワードを使って簡単作成

「開業届を出す」と聞くと、
「税務署に行って難しい書類を出すんでしょ?」
「簿記の知識がないとダメなんじゃ…?」
そんなふうに不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

でも実際にやってみると、思っていたよりもずっと簡単&手間なしでした!

私が使ったのは「マネーフォワード開業」

数あるサービスの中で、私が選んだのは【マネーフォワードの開業届作成ツール】。

理由は3つあります👇

  1. 無料で使える
  2. 必要事項を入力するだけで、最短5分で作成完了
  3. 「青色申告承認申請書」も同時に作れる

実際の手順はこんな感じでした!

  1. マネーフォワードの開業ページにアクセス
  2. 必要項目(名前・住所・職業・屋号など)をフォームに入力
  3. 「開業届」と「青色申告承認申請書」がPDFで自動生成される
  4. 自宅やコンビニで印刷 → マイナンバーなどを書き加えるだけ

この時点で、開業に必要な書類がすべて完成している状態になります。

税務署への提出方法は選べる

完成した書類は、以下のいずれかで提出できます:

  • 税務署に直接持参(控えに受付印を押してもらえる)
  • 郵送で提出(返信用封筒を同封すれば控えが返送される)
  • 電子申請(マイナンバーカードとカードリーダーが必要)

私は提出時、控えに受付印を押してもらえましたが、
最近は税務署によって対応が異なり、受付印を押さない場合もあるそうです。

心配な場合は、事前に税務署に確認したり、郵送で「返信用封筒(切手付き)を同封」しておくと安心です。

私は「直接行って個人事業主になったことを実感したい」と思って税務署に行きました。
当日はドキドキしていましたが、番号札を取って10分ほどであっさり終了!
受付印を押された控えをもらった瞬間、「本当に個人事業主になったんだ」と実感がわいてきました。

書類ができてしまえば、あとは提出するだけ!

「開業」って聞くと大げさに感じますが、
マネーフォワードのような無料ツールを使えば、紙の準備や記入のハードルが一気に下がります。

しかも、青色申告をするなら開業から2ヶ月以内に申請書も出す必要があるので、
セットで作れるのは本当に便利でした。

次の章では、開業届を出したあとのリアルな生活の変化や、扶養への影響についても詳しく書いていきます!

開業後の暮らしと扶養の壁|私が感じた変化

開業届を出したからといって、生活が劇的に変わったわけではありません。
でも、「自分の名前で仕事をする」という意識が芽生えたことで、日々の行動が少しずつ変わっていきました。


気持ちの変化が一番大きかった

・メールのやりとりが丁寧になった
・取引先との信頼を意識するようになった
・「屋号」で呼ばれることに誇りを感じた

なんとなくやっていた副業が、「自分の事業」になった実感がありました。

会計への意識も変わった

今までならレシートは捨てがちでしたが、
・パソコン代
・通信費(インターネットやスマホ)
・在宅ワークのための文具や備品

こういったものを事業用の経費として管理する意識がついたことで、
「節税ってこういうことなんだ」と実感するように。

扶養の壁は今も慎重に意識中

私はまだ「扶養内」で働いているので、収入と経費、所得をしっかり管理しています。

特に気にしているのがこの2つ👇

  • 社会保険の扶養(年収130万円未満が目安)
  • 配偶者控除・配偶者特別控除の範囲(年収によって段階的)

▶ 青色申告で65万円の控除があっても、社会保険の扶養は「収入ベース」で判断されるので注意が必要です!

今の私のスタンス

  • 扶養内のうちは「利益より経験重視」
  • 会計処理はクラウド会計で効率化(私はマネーフォワードを使用中)
  • 月々の売上・経費を記録して「所得の見える化」を習慣化中

いきなり大きく稼がなくてもOK。
でも、「どうすれば少しずつ伸ばせるか」を意識して日々を積み重ねています。


次の章では、個人事業主になって良かったこと・大変だったこと
リアルにまとめてみます!

個人事業主になって良かったこと・大変だったこと

実際に個人事業主になってみて感じたのは、「自由と責任は表裏一体」だということ。
ここでは、私が体験して感じたリアルなメリット・デメリットを正直に書いてみます。

メリット
  1. 時間や働き方に自由がある
    朝は子どもを送ったあとに仕事、夕方は家事や夕飯づくり。
    そんな“暮らしに合わせた働き方”ができるのは、個人事業主ならでは。
  2. 新しい挑戦がしやすい
    「ちょっとやってみようかな?」と思ったことが、そのまま事業にできる。
    COSOJIや住宅検査員のような副業も、すべて自分の裁量で始められました。
  3. 経費計上で節税できる
    例えば、家で使うパソコンや通信費の一部を経費にできるのは助かります。
    意識的に「これは経費になるかな?」と考えるようになり、
    お金の使い方も変わってきました。
デメリット
  1. 確定申告や会計管理が必要
    最初は「簿記なんて無理!」と思っていた私も、
    マネーフォワードを使って少しずつ慣れてきました。
    それでも、最初の一歩はちょっと勇気がいります。
  2. 収入の波がある
    パートと違って、毎月決まった額が入るわけではないので、
    計画的な家計管理は必須。
    でもその分、頑張りが成果に直結する楽しさもあります。
  3. 社会保険や扶養の管理が複雑
    「収入はいくら?」「所得はいくら?」「扶養を超えそう?」
    いろいろと判断が必要で、迷う場面もあります。

でも、やってよかった!

不安や疑問は尽きませんが、それでも
「自分の力で小さくても収入をつくれた」
という実感は、何にも代えがたい喜びです。

何より、“自分の名前で働く”ことに誇りが持てるようになったのが一番大きな変化かもしれません。


次はいよいよ最終章!
これから開業したいと考えている方へ、私からのメッセージをお届けします。

これから開業したい人へ|私からのメッセージ

私自身、「主婦が個人事業主になんてなれるの?」と、最初は半信半疑でした。
でも少しずつ副業を重ねるうちに、「この働き方を続けたい」と思うように。

開業届を出したことで、気持ちも行動もガラッと変わりました。


今、迷っているあなたへ伝えたいこと

  • いきなり成功しなくても大丈夫
  • 扶養内でも、できることから始められます
  • やってみないと分からないことがたくさんあります

何より大切なのは、「小さくてもいいから自分で一歩を踏み出してみること」


おすすめの一歩は「開業届」を出してみること

開業届を出すだけなら、お金はかかりません。
思っているよりずっとカンタンで、ネットでもサクッと作成できます。

私が使ったのは「マネーフォワード開業」
無料で始められて、青色申告の書類も一緒に作れるのが便利でした。

▶ [マネーフォワードで開業届を作る


💡 最後にひとこと

「開業」というと大げさに聞こえるかもしれません。
でも、やってみたら意外とできちゃいます。

少しずつ、でも確実に自分のペースで前に進めば、
きっと新しい景色が見えてきますよ😊

この記事が、どこかで誰かの背中をそっと押せたら嬉しいです。