【2025年版】会計ソフトだけじゃ不安?開業主婦が青色申告に挑んだリアル体験記

氷河期世代の副業・開業
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開業届を出したら、次に待っているのが「確定申告」。
なかでも“青色申告”は節税メリットが多い分、

「帳簿って何?」
「複式簿記ってムリかも…」


と不安になる方も多いと思います。

実際、私も開業1年目で、簿記も帳簿もまったくの初心者。
「とりあえず青色申告にしてみたけど、何から始めればいいの?」という状態からのスタートでした。

そんな私が選んだのは、クラウド型の会計ソフト「マネーフォワードクラウド」と、税務署の無料講習会という強力タッグ。
分からないことだらけでしたが、試行錯誤しながら少しずつ前に進むことができました。

この体験が、同じように不安を感じている方のヒントになれば嬉しいです。
青色申告の概要から、ソフト選び、税務署のサポートまで、リアルな体験をもとにまとめました。
主婦や副業初心者の方、ぜひ参考にしてくださいね。

青色申告って?白色との違いとメリットをわかりやすく!

「開業したら確定申告が必要」までは分かっていても、青色申告と白色申告の違いまでは意外と知られていないもの。


ちなみに私は最初、「青色って、提出する紙が青いってこと?」と思っていました(笑)
まさか申告方法の違いだったなんて…! そんな状態からのスタートでした。

でも調べていくと、その違いは節税にも大きく関わることがわかり、「これは青色申告を選ばなきゃ損かも」と思うように。

青色申告を選んだ理由は「65万円の特別控除」

青色申告では、条件を満たすと最大65万円の控除を受けることができます。

私は開業1年目でほとんど収益がなかったのですが、「これから頑張っていくぞ」という気持ちを込めて、迷わず青色を選びました。

実は他にもこんなメリットが!

青色申告には、65万円控除のほかにも以下のような特典があります。

青色申告のメリット
  • 赤字を3年間繰り越せる(例:初年度100万円の赤字 → 翌年300万円の黒字 → 税金は200万円分だけに!)
  • 家族に支払った給与を経費にできる
  • 30万円未満の固定資産は一括で経費にできる

これらは将来的に事業が成長したときにも大きな節税効果になるので、早めに青色申告に慣れておくと安心です。

でも…ハードルは“帳簿”と“複式簿記”

メリットが大きい青色申告ですが、その代わりに帳簿を「複式簿記」でつける必要があります。

この時点で「無理そう…」と白色申告を選ぶ人も多いのだとか。

私も「簿記なんて触ったこともないよ…!」という完全初心者でしたが、ここから少しずつ勉強していくことにしました。

帳簿?複式簿記?…知らなすぎて焦った話

青色申告にチャレンジすると決めたはいいけれど、さっそく壁にぶつかりました。
「帳簿をつけましょう」「複式簿記での記帳が必要です」と言われても、正直「は?」という感じで…。

私は開業当初、簿記も帳簿もまったく分かっていませんでした。
「簿記って資格の名前でしょ?」くらいのイメージで、帳簿も「何かを書くノート?」くらいに思っていたんです(笑)

でも青色申告には“複式簿記”という記帳方法が必須。
これがまた、初心者にはハードルが高い…。

簿記と帳簿の違いって?

まず、「簿記=取引の記録方法」「帳簿=お金の動きをまとめたノート」と思っておけばOKです。

簿記:事業で発生した取引(収入・支出)をルールに沿って記録する方法

帳簿:その記録をまとめた台帳。売上帳、現金出納帳など種類もさまざま

複式簿記では、1つの取引を「原因」と「結果」の両方から記録するため、頭の中でお金の流れを立体的に捉える必要があります。

本を買っても分からなかった

とりあえず簿記の入門書を買ってみたのですが…
読んでみても「資産とは?」「貸方?借方?」と、もう用語でつまずいてしまって、まるで外国語。

「え、私このまま本当に申告できるの…?」とかなり焦りました。

でもここで諦めず、「分からないなら頼ればいい!」と気持ちを切り替え、会計ソフトに頼ることにしたんです。

複式簿記ムリ…!だから会計ソフトに頼ることにしました

簿記の本を読んでも分からない。手書きで帳簿をつけるなんて到底ムリ。
何より、家事・育児・副業のスキマ時間で事務作業に追われたくない…!

そう思った私は、「よし、ここは素直に会計ソフトに頼ろう」と決めました。
時間も知識もないなら、ツールに頼るのが一番です。

会計ソフトには2種類ある

会計ソフトは大きく分けて、以下の2タイプがあります。

タイプ 特 徴
クラウド型ブラウザ上で使える。自動仕訳やアップデートがラク。
月額制。
インストール型PCにダウンロードして使う買い切りタイプ。
機能は豊富だけど更新は自力。

私のように「初心者で時間がない人」には、クラウド型がおすすめです。
インターネット環境が必要ですが、面倒な更新もいらず、いつでも最新版が使えるのが便利!

私が選んだのは「マネーフォワードクラウド確定申告」

私が最終的に選んだのは、マネーフォワードクラウド確定申告
理由は、もともと家計簿アプリで使っていて親しみがあったことと、クレジットカードや銀行口座との自動連携が便利そうだったからです。

他にも有名なクラウド型ソフトとしては、以下の2つがあります。

  • freee(フリー):初心者向けの設計で人気
  • やよいの青色申告オンライン:サポート重視の方におすすめ

どのソフトも無料お試し期間があるので、まずは使ってみて比較してみるのが◎です。
また、連携できる銀行やクレジットカードはソフトごとに違うので、自分の生活に合ったものを選ぶのがポイントです。

入力してみたけど…“仕訳”と“勘定科目”がわからない!

会計ソフトに登録して、

これでもう大丈夫でしょ!

と安心していた私。
でも、そんなに甘くありませんでした…。

マネーフォワードにログインして、銀行やクレジットカードの連携まではサクサク完了。
「おおっ、これは楽ちんかも!」と一瞬テンションが上がったのですが――

次の瞬間、立ちはだかったのが“仕訳”と“勘定科目”の壁でした。

勘定科目って…何それ?食べられるの?

「通信費?広告宣伝費?開業準備費?…え、どれを選べばいいの!?」
自動で仕訳してくれるとは聞いていたものの、最終的な確認・選択は自分の判断が必要。
私の頭は完全にフリーズしました。

調べてみると、「勘定科目」とは取引の内容を表す“ラベル”のようなもの
たとえば電気代は「水道光熱費」、スマホ代は「通信費」、名刺は「消耗品費」など。

でも!
私の場合、開業前に買ったもの(=開業準備費)が多く、しかも紙の領収書…。
結局、ひとつひとつ手入力する羽目になりました。

YouTubeを見ても、完全には理解できず

困った私は「仕訳 やり方」「勘定科目 初心者」などでYouTube検索をしまくりました。

でも動画を見ても「ん…なるほど?いや、やっぱり分からない…」の繰り返し。

私の脳みそは、たぶんまだ“副業会計モード”に切り替わっていなかったんです(笑)

税理士さん?高い…。ココナラも迷った…。

「もう誰かにお願いしたい…」とも思ったのですが、税理士さんは料金的に現実的じゃない。
ココナラも気になったけど、思ったより費用がかかるし、どこまでサポートしてもらえるのかも未知数。

「利益がほとんど出ていないのに、出費だけが増えていくのは避けたい…」

そんな私が次に頼ったのが、“無料”で相談できるあの場所でした。

困ったら“税務署”に聞いてみるのもアリだった話

突然ですが、みなさん…
税務署って、なんか怖い場所だと思ってませんか?

私もそうでした。
「ちょっとでも間違えたら怒られそう」とか、「申告ミスしたらやばそう」とか、そんなイメージ。

でも実際に問い合わせてみたら――
めちゃくちゃ親切でした!!!

仕訳でつまずいて電話してみたら…

勘定科目で頭を抱えていたとき、ダメ元で最寄りの税務署に電話してみました。
「仕訳がうまくできなくて…何か講習会みたいなのってないですか?」と聞くと、
担当の方がとても丁寧に教えてくれたのが…

「国税庁主催の無料講習会」がありますよ

とのこと!

内容は、会計ソフトを使いながら仕訳や帳簿のつけ方を学ぶ講座
手書き帳簿の講習もあるそうですが、私はソフト利用前提だったのでぴったりでした。

講座で使うソフトは別物。でも大切なのは“考え方”でした

私がふだん使っているのは「マネーフォワード」ですが、講習会で使われていたのは別の会計ソフトでした。

でも、戸惑いはまったくありませんでした。
なぜなら、複式簿記の考え方や仕訳の基本はどのソフトでも共通だからです。

実際にパソコンを使って仕訳作業をしながら進むスタイルだったので、
「あ、こういう時はこう考えればいいのか」
と手を動かしながら理解できるのがとてもよかったです。

私が電話した時には、1回目(青色申告の座学)はすでに終わっていたのですが、2回目からでも参加OKとのことで、すぐに申し込みました。気になる方は早めの行動がカギです!

「無料でここまで教えてくれるなんて…」

正直、感動モノでした。本当にありがたかったです。

(後日談)税務署の無料講習会に参加してみた感想

2025年1月、ついに国税庁主催の無料会計ソフト講習会に参加してきました。
実際に参加してみて感じたのは、「初心者には本当にありがたい場だ!」ということ。

どんな内容だった?
  • 青色申告の基礎知識の座学
  • 会計ソフトを使った実践的な仕訳や帳簿のつけ方
  • 講師の先生が丁寧にわかりやすく教えてくれた
  • 質疑応答の時間もあり、不安な点をその場で相談できた
こんな人におすすめ!
  • 青色申告を始めたけど、帳簿のつけ方がよくわからない人
  • 会計ソフトを使い始めたけど仕訳に困っている人
  • 独学で不安がある人
  • できるだけ費用をかけずに学びたい人

参加してよかったこと

私自身、実際に講習を受けて「簿記のイメージがクリアになった」ことが一番の収穫でした。
そして、同じように悩む人がいることを知って心強く感じました。

何より無料でこの内容が受けられるのは、初心者にとって大きな助けになります。
もし不安がある方は、ぜひお近くの税務署に問い合わせてみてくださいね。

詳しい参加体験記はこちらからどうぞ▼

まとめ|会計ソフトで確定申告の壁を乗り越えよう!

初めての確定申告は、不安でいっぱい。
でも、会計ソフトを使えば初心者でも思ったよりスムーズに進められます。

最初は「仕訳」や「勘定科目」に戸惑うかもしれませんが、少しずつ慣れていけば大丈夫。
そして、もし迷ったり困ったら、最寄りの税務署が開催している無料講習会や相談窓口をぜひ活用してください。

私もまだまだ手探り状態ですが、「やるしかない!」の気持ちで前に進んでいます。
同じように頑張る皆さん、一緒に乗り越えていきましょう!