こんにちは、1級建築士のこのはです。
今回は、家づくりでも見落とされがちな「玄関」について深掘りします。
「玄関なんてどこも似たようなもの」と思っていませんか?
実は、住んでから『ここもっとこうすればよかった…』と後悔の声が多いのが玄関の間取りです。

「収納が足りなくて玄関がごちゃごちゃ…」
「ベビーカーやアウトドア用品の置き場がないから結局出しっぱなし…」
こんな声、実際によく聞きます。
「靴で埋まる玄関…」
「子どもとすれ違えない狭さ…」
「宅配ボックス?置ける場所なんてないない!」
家づくりを終えた方が“後悔した場所ランキング”で、必ず上位に入るのが【玄関】です。一見シンプルに見えて、実は毎日のストレスにもなりうる場所。
しかも玄関は「家の第一印象」になる大切な空間。
来客も通るし、毎日使う場所だからこそ、最初にしっかり設計しておきたい!
本記事では、1級建築士の視点から
- 後悔しがちな玄関の間取りポイント
- あったら便利な家具や設備
- 理想の暮らしを形にするためののチェックリストの紹介
この3本立てでお届けします。
玄関で後悔しやすいポイント7つとは?対策もしっかり解説
① 玄関が狭すぎて家族で渋滞する
よくある後悔:「子どもが2人並ぶともう出入りできない!」
「子供が小さいうちは靴の脱ぎ履きのお世話が大変」
② 家の中が丸見えになる
よくある後悔:「玄関ドアを開けたらLDKが丸見え…」
③ 収納の使い勝手が悪い/足りない
よくある後悔:「思ったより玄関に置きたいものが多くてもっと広くしておけば良かった!」
「子供が大きくなって靴棚が手狭になった」
靴、傘、ベビーカー、アウトドアグッズ…玄関には思った以上に物が集まります。
靴箱だけでは足りず、結果的に玄関が散らかる原因に。
④ 明かりが暗い、風通しが悪い
よくある後悔:窓がない玄関だとジメジメ&何か雰囲気悪い
通常は、玄関に窓をもうけなくても法規上は問題ありません。また、大きい窓はそれだけ高額になります。予算も考えながらだと最小限の窓で最大限の効果を狙うと良いです。
⑤ セキュリティと快適さのバランスを見落とす
よくある後悔:生活と鍵の種類があってなかった。
⑥ 玄関と室内のつながりが悪い
よくある後悔:家に帰ってきて、手を洗うために洗面所へ、荷物を置くために自分の部屋へなど、色んな部屋をウロウロするのがプチストレス。
⑦ ポストや宅配ボックスが置けない
よくある後悔:設計段階で郵便物の受け取り導線まで考えてなかった
子供が小さいうちは脱ぎ履きのお世話も大変。
雨の日は傘のしずくで床がビショビショ…なんてことも。
玄関に「あったら便利な家具・設備」ベスト5

玄関は「ただ通過する場所」ではなく、“身支度と気持ちの切り替え”を行う空間。
ちょっとしたアイテムを取り入れることで、日々の動線や気分まで大きく変わります。
ここでは、あったら便利なアイテムを5つご紹介!
① 全身鏡(姿見)
② コートハンガー(壁付け or 自立型)
③ ベンチ・椅子
④ 飾り棚・ニッチ
⑤ 玄関手洗い器
迷ったらチェックリストを活用しよう!

今回紹介したポイントは、実際にココナラで配布中の「間取りチェックシート」にも反映されています。
「図面ができてから“もっとこうすれば…”では遅い」
そんな後悔を防ぐために、私が1級建築士として培った視点をもとに作った【間取りチェックリスト】を活用しませんか?
このチェックシートを使うと
「理想の暮らし→土地→間取り」の流れで、わかりやすく自分の希望を言語化できます。
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✅ 家族とのイメージ共有にも
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理想の暮らしをカタチにするための3ステップ
理想の暮らしと間取りを整理する家づくりチェックリスト
まとめ
後悔しない玄関づくりのポイントは以下の3つ
玄関は「家の顔」であり、毎日使う大切な空間。
広さ・動線・収納・明るさ・防犯性まで、少しの工夫で暮らしが大きく変わります。
家族みんなが使いやすく、気持ちよく帰ってこられる玄関を目指しましょう!
次回予告
▶️ 「1級建築士が解説!洗面脱衣室の間取り、後悔しないためのポイント」
洗濯動線、収納、家族のタイミング…。
意外と失敗が多い空間だからこそ、プロ目線でわかりやすく解説します!
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