前回、住宅検査員という仕事に興味を持った私。
今回はいよいよオンライン説明会に参加したときの話です。
「本当に私でもできるの?」
そんな不安を抱えながら、慣れないZoomの画面を開いた先には、予想外の展開と、意外なハードルが待っていました。
リアルな私の体験談が、同じように一歩踏み出そうとしている方の参考になればうれしいです。
▶前回のきっかけ編はこちら→【住宅の検査員】今からでも間に合う建築士の副業~きっかけ編~

オンライン説明会に申込
応募フォームはとてもシンプルで、名前や保有資格などを入力して送るだけ。
日程は3つの候補日から選べましたが、すべて17時スタートだったのが地味にちょっと困りました。(主婦の皆さん、分かりますよね。ちょうど夕飯づくりと子ども対応で一番バタバタする時間帯!)
子供にも協力してもらって、事前に夕飯作りを済ませてから静かな環境を確保してなんとか参戦。
事前メールが届く
数日後に説明会の案内メールが届きました。内容は以下の通りで、文面からも信頼できそうな印象を受けました。
説明会当日
いよいよ説明会当日です。画面越しでもやっぱり緊張しました。
服装は上半身だけきちんと(下は部屋着)というリモートあるあるスタイル(笑)
参加者は私ともう1人、あとは説明会担当の方1人の3人での説明会になりました。終了まで約2時間、説明と質疑応答が行われました。
私の時はもう1人の方が色々質問してくださってたのでとても助かりました。
担当の方はしっかりした印象の方で丁寧に説明してくださったのでここでも募集会社の印象はとても良かったです。
業務委託なので個人・法人問わず応募OKとのこと。現役の建築士だけでなく、資格を持っていて現場から離れている人も多く活躍しているそうです。
「とりあえず、全部あてはまっている…はず。多分。」
他の気になった内容としては、登録手続き費用がかかるみたいで数千円ということでした。事務手数料としてってことだったので許容範囲内の金額でした。
個人事業主として仕事するには、もし失敗したりした時のリスクが高いと考えてたんですが、その辺の補償制度もしっかりしていました。もし保険に加入するなら売り上げから数パーセント保険料を引くとのこと、これも一律ではなく割合だったので私は許容範囲内だし、安心を買う上でも必要経費だと考えました。
昨今何かと話題のインボイスも入っては欲しいけど強制はしないスタンスのようでした。
ただインボイスの手続きをしない場合は委託料が少々安くなるってことだったので、とりあえずがっつり稼ぐようになってからインボイスは考えれば良いかなと考えました。
肝心の検査料金ももってる資格や経験等で変わってくるようで、スタートの金額からどんどん上がるようでした。ベテラン検査員と新人では委託料が違うってことでこれも納得。
今後の流れもしっかり説明してくれて、今後の流れとしては、まずはweb研修、テスト、その後正式な契約と登録。そこまで終ったら現場での研修に入るってことでした。
疑問・質問
気になったことは、しっかり質問してみました!

「主婦なので、何も持ってません」
「道具は何が必要ですか?」
担当者の回答は、これから委託を受けてもらう方には研修資料を配るのでそれを見てほしいということでした。ヘルメットやスケール、あとはアプリを使うからスマホが必要だってことはその時に言われたのですが、後に届いた資料を見るとびっくり、説明会の時に言ってた内容よりもずっとお金がかかりそうなことが分かったのです。(それは次回の事前研修編で詳しく書きますね。)

「設計や監理の仕事の経験はあります」
「実務経験がなくても大丈夫ですか?」
検査員未経験でも大丈夫なのか不安で正直に聞きました。迷惑になるくらいならやらないほうが良いと思ったからです。
「他にも未経験の方はいますし、納得いくまで研修を受けられます」との回答。
この一言で少し勇気が出ました。
最後に意思確認
最後に「このまま事前研修へ進むかどうか」の意思確認がありました。
正直、まだ迷いもありましたが、
「やってみてダメならその時に考えよう」と腹をくくり、進むことに。
担当者の方の“ぜひ来てください!”感がすごくて、それも後押しになりました(笑)
やはり建築士の人手不足は全国的に深刻なんだな…と実感。
次回予告
ということで、次回は「事前研修編」です。
そこで明らかになる道具代や心構え、ここでまたちょっと迷うことになります…!